以前のブログで通訳になるためにシリーズです。
一昨日翻訳家になるためにその1をUpしたところ、すごい反響をいただきました。中には厳しいご意見もありましたが、全てに対して感謝なのであります。そのうえこの日はアクセスがこの記事のおかげで1日で300もいきまして、ほんと、その前のあのブログ集客システムをいまさらながら後悔いたしました。そんなわけで、本日もあしたのジョーもどきに(若い人は分かるかなー?)、なるためにその1通訳編をお送りいたします。
さて、私今ではすっかり翻訳の仕事のほうが多くなってしまいましたが、実際は通訳のお仕事の方が数倍好きです。しかし、福岡では電話通訳は多いんですが、実際にドイツ人と直接逢って逐次通訳という事が少ないので、要請があれば、わざわざ自腹を切ってまで東京にいって、通訳の仕事をすることもあります。まあ、これが他の地方だったら自腹は切らないと思いますが、関東はなんといっても住み慣れたところで、友達いっぱいいるし・・・実際、万博の仕事の依頼は全て断りましたし・・・
さてと、前置きが長くなりましたが、通訳の練習方法について述べていきたいと思います。
有効的なトレーニング方法として、他の方も述べているであろう、「シャドーイング」を私も強くお薦めします。このシャドーイングというのは、その言葉を後からついてどんどん追っかけてしゃべっていくというものなのですが、これがまたかなり難しい。例えば、普通の人に外国語のシャドーイングを5分間やってごらん!って言ってもできるものじゃありません。私もはじめは3分くらいしかできませんでした。でも、だんだん慣れてきた頃、あることに気がついたんですよ。「えっつ、なんか頭がドイツ語脳になってる?」って。それに10分もやれば、すごい集中力!もう、疲れるんですけれど、頭は完全にドイツ!なのです。通訳にはものすごい集中力が必要です。それこそ日本語と外国語を瞬時に切り替えてしゃべらなければいけないんですから。聞いているのは外国語、でも、もう既にそのときには頭の中で、日本語に置き換わっているんですからね。もう、このメカニズムは超天才級の人にしかできない!って、ずいぶん長い間思っていたんですけれど、シャドーイングをしてからその集中力が格段に養われましたね。それから、いつも言ってますがこの職業に必要ななのは、日本語力です。なんていったって、私達はここ日本で働いている限りは、ほとんどが日本人に雇われるということになるのですから、日本語ができなかったら、クライアントの機嫌を損ねてしまうのです。国際会議でも(私が出席した中での話しですが)外国語の上手い人より、素晴らしい日本語を話す人のほうが珍重されていました。だから、ここで次に私が進めるのは外国語のシャドーイングならぬ日本語のシャドーイングです。はい、先程も言いました通り、日本語めちゃくちゃの人多いです(私も例外ではなく・・)。そんな皆さん、是非日本語のシャドーイングをしてください!私のお薦めはNHKの7時のニュースです。どうです?全部シャドーイングできましたか?「こんな言葉使ったことなーい!」という言葉がいっぱい出てきませんでしたか?それでいいのです。やっていく内に慣れてきます。そうすると、あら不思議。外国語の難しいニュース用語も、頭に入りやすくなってくるんですよ。そう、普段何気なく聞いていた日本語のニュースと外国語のニュースがかみあった瞬間なのです。その言葉が、初めて自分の中で生きた言葉として根付くのです。言葉って面白いですね。
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