とーってもお久しぶりでございます。
また寝込んでいたかって?いえいえ、いたって元気でございます。ただ寝不足と時差ぼけでちょっとハイになっていますが・・・なぬっ?時差ぼけ?
そうです、実はちょこっとドイツに行って来ました。
そうか、とうとう夫婦危機が・・・と・と・とんでもございません!夫婦円満、誰もがうらやむカップルです(うそです)。
話しは1週間前の日曜日にさかのぼります。
その日はわが
ゼスターの弟がドイツから凱旋帰国する予定でした。私はその時他の会社で働いていたのですが、突然夜8時半頃に飼い主さんから連絡があって、なんと彼が検疫所でストップがかかって、係留されているというではないですか!私はそこの会社を早々に引き上げさせてもらい、即効で飼い主さんのお宅に伺いました。ついてみて唖然としました。エンドースメントが取れていないのです。いや、それだけじゃなく他の証明書も一切ついていないのです。っていうかよくそれで日本まで来れたもんだ・・・
とりあえずドイツのブリーダーに電話すると、「そんなの必要ないと獣医局で言われた。」と言われ、運送業者(引取りから検疫、運送までを担当)に電話すると、「ブリーダーが用意していなかったから、我々は何もしなかった。悪いのは全てブリーダーだ。」とのたまう。いや、でもあなたたちに必要書類も伝えたし、その必要書類をファックスで送ってください、とも言いましたよね?と言おうが、全てはブリーダーの責任なので、と電話を切られてしまう有様。そのブリーダーから何度も犬を購入している飼い主も「なぜこんなことが・・・」と落胆の色を隠せない様子。とりあえず、ブリーダーに再度連絡し、書類を揃えてファックスで送付してくれるよう頼みました。
しかし、パスポートは既にこちらの税関で止まってしまっているのでこちらから再度送りなおさなければならず、犬も一旦ドイツ送りとなるところを、犬だけはなんとか福岡に2,3日係留してもらうよう頼みました。まあ、そんなこんなでパスポートを送る手はずを整え、翌々日私は再度別の会社へ行き、働いていました。その時、私はまた飼い主さんから電話を受けたのです。「犬が死にそうだ。国際郵便でパスポートを送って戻ってくるまでは生きていられない。」と!そりゃそうです。犬は飛行機に何時間も揺られて来ているのに、トランスポートバッグから一歩たりとも外に出ることが出来ないのです。そのなかで排泄も排尿も、そしてご飯も食べているのです。散歩も全くさせてもらえず、バリケンのなかで犬はどんどん弱っていきました。とうとうその日はご飯も全く食べられなかったそうです。そこで、急遽息子さんがこれからドイツへ飛びます、というのですがドイツ語もわからないのにこれだけ複雑な手続きが出来るわけがありません。時刻は一刻をも争います。結局その6時間後の飛行機に乗ったのは私だったのです。勤務先にはわがままを言って、お休みをいただき、飛び立つまでの何時間かと飛行機の中での12時間を使い、ひたすら翻訳をしていました。そして、ベルリンからその獣医局の近くの町までタクシーで1時間走り(ちなみにメーターはいつも150km/h)、着いたホテルでブリーダーと打ち合わせ、翌日の朝早くからまたタクシーで走ること1時間(こちらは昼間だったので時速100km/hくらい)、やっと獣医局にたどり着き、犬がいないので本当は作成不可なのになんとか事情を話して無理に書類を作成させ、そして私はベルリンへとタクシーでまた1時間半走って帰ったのでした。はー、疲れた。しかし、ドイツから日本行きの飛行機は2日先までいっぱいで、私は結局その間ベルリンにとどまりました。しかし、一応全書類をファックスで送ったため(それと飼い主さんがいろいろなところに手を回して)、ゼスターの弟君は飼い主さんが来る時間だけバリケンの中から室内に出ても良くなったのです。そうしたら、少しづつ元気になったみたいで、私が空港から書類を持って彼を訪ねたときは、結構元気そうになっていました。でも、運送業者の方が言うには何日か前までは死にそうだったそうです。でも、本当によかったね!やっとお家に帰れて!彼の甘えた泣き声を聞いていたら思わず涙が出てきました。
ちなみに帰ってきてから山のような仕事があり、あまり寝ていません。ブログも書くのが遅くなってしまいました。心配してメールをくださった方々、ありがとうございました。今、すごく忙しいので個人の方にメールを書いている暇がありません。落ち着いたら返事を書きます。とりあえず病気でないことは確かなので、ご安心ください。
ベルリンでも色々あったのですが、それはまた後程アップします。
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